CDアルバムの秘密…?
CDアルバムの秘密…?
みなさんこんにちは!
MusicBank!のニューフェイス、土屋です。私もブログ更新、しちゃいます!
みなさんは好きなアーティストのCDアルバムを聴いたりしますか?
アルバムの中のお気に入りの曲をずっと聴く人、最初の一曲から通しで聴く人…
私はどちらかといえばアルバムを通しでヘビロテするタイプです。
今回はそんなアーティストの集大成であるアルバムに関する話をしていきたいと思います。
アルバムの曲順にはセオリーがあった!?
アルバムを作成する際、まずコンセプトを決めます。
そのコンセプトに沿ってジャケットを写真を撮り、曲順を決め、マスタリングをしていきます。
(マスタリングってなんぞや?という人のための記事は、また今度。)
さて、ここで重要になってくるのが曲順です。
一曲目はどれにしよう、シングル曲はアルバムのどこに持ってこよう、バラードも入れたい…などなどの悩みが盛り沢山。
しかし、実は曲順にはおおまかなセオリーが存在するんです!
それは
1曲目・・・イントロが少し長く、アルバムをイメージした印象に強く残る曲
2曲目・・・アップテンポでキャッチーな曲
3曲目・・・有名な曲
4曲目・・・アルバムのメインディッシュ
みなさんも手元にあるアルバムを聴いてみてください。
どうですか?え?全く違いました?そういうこともあります。
1曲目は試聴されることが多いですよね。そこで、イントロもそこそこにすぐ歌に入ってしまうと、聴いてる側はびっくりしちゃうんです。でも聴いてる人を引き込むような、インパクトの強い曲。ノリのいい曲がくることが多いです。次の曲も聴いてみようかな、と思わせるような。
2曲目は、一曲目の勢いを殺さない、アップテンポの曲。聴いてみてよかった。
3曲目は、みんなが知っている曲。あ、これなら聴いたことある!という安心感がありますね。
4曲目、やっとこのアルバムのメインディッシュです。今までのは前菜。しっかり準備を整えてから食べてもらうわけです。お口に合えばなにより。
バラード曲を入れるとしたら、中休みとして入れるか、アルバムの終盤に入れることが多いです。箸休めですね。
そう、アルバムというのはただ単に曲の寄せ集めではなく、一つの作品なんです。
アルバムはフルコース料理なんです!
ベストな収録時間は40分?
みなさんはレコードで音楽を聴いたことがありますか?
そう、針を溝に当てて音楽を聴く、あの黒くて大きな円盤です。
レコードには、カセットテープのようにA面とB面があり、それぞれ20分ほどで、一枚40分前後の収録時間になっています。
CDだと4分弱の曲が11曲ほどでちょうど40分くらい。
また、人間が集中できる時間は45分程度と言われています。
もうおわかりですね。そう、アルバム一枚分です。
長すぎず、かといって短すぎず。アルバムとしても統一感をだせるのが40分前後なんです。
“ながら聴き”をしていても世界観が急に変わることがないので、作業に集中できます。
これは雑学になりますが、“世界一収録時間の長い”アルバムと言われているのは、なんと初音ミクの『Re:MIKUS』と言われています。その時間なんと80分45秒。CDの限界ギリギリです。
逆に“世界一収録時間の短い”アルバムは、Earache Recordsがリリースした『The World’s Shortest Album』は、全13曲で87秒という劇的な短さです。アルバム名の和訳はズバリ、「世界でももっとも短いアルバム」。名は体を表すとはこのことですね。
まとめ
こうしてみると、アルバムは実は奥が深いということがわかりますね。
iTunesで好きな曲を一曲単位から手軽に買える時代になりました。また、Apple Music、Amazon Music等で定額で様々なアーティストの曲を聴けるようになったり、オススメのプレイリストを作成してくれたり。
どんどん便利になっていく中、アルバムを一つの作品として楽しむことが少なくなってきたのは、なんだか寂しいですが、時代は移り変わるものです。
音楽に関しても「多様性」を認めることが重要になるのかもしれませんね。